RSS



01月29日

川井従業員の「誕生日会」を開いた。
彼女のリクエストで、神田の「やぶそば」に向かったのだが、なんと「定休日」、しかも本日まで。ちょっとがっくりして、近所の「まつや」に向かうが、ここは「大入り満員」店の外まで行列が……。
それであれば、鳥すき焼きの「ぼたん」をセレクト。この界隈には他にも「いせ源」「雲林」といった、歴史的建築物そのままに営業を続けている「名店」があるが、「ぼたん」もそのひとつであり、結果的には「大正解」でした。江戸情緒と、絶品の鳥すき焼きを味わった上に、なんと年に1回だけ、大宴会の余興として出張してくるという「獅子舞」まで見ることができたのでした。会社設立から1ヶ月余り。川井従業員の活躍に感謝しつつ、今後の会社の発展を誓ったのでした。

01月28日
あっという間に、1月が終わろうとしている。時間のたつのは早いものである。
本日は、エンターブレイン社の新年謝恩会に顔を出した。浜村社長以下、お世話になっている方々と挨拶を交わす。本年の招待客は1000名を超す規模という事で大変な盛業ぶりである。弊社ラルクスとしても、色々な場面でお付き合いをしていければと考えている。夜オフィスのほうに大阪より客人が来るので、途中で秋葉原に戻る。

01月27日
本日は、2名の来客があった。
1名は、S社からK氏。私が在職していた時に最後に関わったプロジェクトの現リーダーである。退社後、そのプロジェクト絡みで、ひとつ仕事をお願いしていた件の進捗を聞き、その後は、お互いの現状のお話をあれこれする。私自身としても愛着のあったプロジェクトだけに、今後の発展を祈ると同時に、弊社としても何らかの形でお手伝いをしていけたらと思っている。
次の1名は、十数年前に私が新卒で採用したY君。現在はP社にてプログラマーを生業としている。彼には、とある案件で技術的な件でアドバイスをもらいつつ、それ以外での話が尽きないので、1F「はつくら」に移動して川井従業員も交えて夕食がてら適度に飲む。彼の会社は江東区の枝川という所にあるのだが、飯屋事情が非常に悪く、「はつくら」で昼食・夕食ともに取れるという話を聞いて甚くうらやましがってくれる。確かに「社員食堂」兼「第二会議室」になっているかも。

01月26日
朝、出勤途中に、マイケルジャクソン「This Is It」のブルーレイ版を買う。映画公開を見逃していたので、「保存版」として&「特典映像」付きならば、4000円も安いかな。との判断です。会社のPS3で、昼休みから見始める。内容に関しては、色々なところで云われているように「素晴らしい」の一言。エンタテインメントに従事している人間は「必見」でしょう。ただ、私が感じたのはそれ以上に、「ああ、この素晴らしいエンタテインメントを作り出した本人はもう、どこにもいないのだ」という圧倒的な「不在感」だった。このような形で「追悼映像」を提供したことも「前代未聞」でマイケルならではと言えるかもしれないが、「残された側」(特にこのステージの全スタッフ)は、やはり圧倒的に「やりきれない」のではないだろうか……。

01月25日
Y氏に弊社にお越しいただき、HP制作に関する具体的な打ち合わせを行なった。彼が独自に立ち上げた新入社員の研修プログラムをフューチャーする形で、普通の「人材研修会社」とは一味違うものを作ることになる。今年の新人研修の新規獲得に間に合わせたいとの事なので、2月中旬までに公開をするスケジュールである。デザインと組み込みを我社で行い、サーバー運営は、先週来てくれたT氏が社長をしているJ社にお願いする予定だ。この金曜日にT社長に再び来てもらい契約の話をする。それにつけても、HP制作のノウハウを持っていた川井を従業員にしていたのが功を奏したと思う。

01月23日
22日の岡本氏のインタビューのあと、午後遅く、かつての部下で、現在は独立して静岡でHPのツール開発・運営会社を経営しているT君が挨拶に来る。HPの編集・更新に関してかなり画期的なシステムを提案していて、我社との提携も可能ではないかという話をする。こういった形でかつての仕事仲間と繋がっていけるのはありがたいことである。打ち合わせを終わったところに、ちょうど、以前「HPを作りませんか?」とこちらから提案をしていたY氏から「来週打ち合わせをしたい」という、メールが入ってきて、なんともグッドタイミングで話が進みそうな予感である。

01月22日

今日は、岡本伸一さんにインタビューを行った。岡本さんも、SCE創業のメンバーの一人であり、ハード開発、ソフト開発ツール制作周りの責任者であり、本日のインタビューでも、彼がPS立ち上げ時にいかに重要な役割を果たしていたのかという事を改めて、痛感させられた。ハードの人でありながら、元々はゲーム制作を行っていたこともあって、ソフト制作のノウハウも持ち合わせていて、ハード周りの細かい仕様の決定や、一筋縄ではいかないソフトメーカーとの交渉等で、いかに彼の存在が大きかったという事がたぶん、このインタビューで明らかにされることであろう。

01月21日
今日は、先週インタビューをした高橋裕二さんに、再び事務所に来ていただき作った原稿のチェックを行なっていただいたあと、1F「はつくら」にてお疲れ様の「懇親会」を行なった。2人だけではさみしいので創業メンバーの一人野田さんを呼ぶ。「野田っち、いいね、いいね」と裕二さんは言っていたのだが、渋谷でのライブ終了後駆けつけるとの事が、ライブがちょっと延びて、彼女が店に着いたのが9時過ぎ。裕二さん曰く「普段この時間はもう寝てるよ」とぼやきながらも、10時くらいまで、3人で昔話も含め歓談したのでした。「もう限界、帰って寝るわ」という裕二さんを先に帰してもうあと30分だけ、野田さんと近所のBARで飲む。

01月19日
夕方よりSCEの昔の仲間で集まる。毎度おなじみ「はつくら」で19時半から24時くらいまで、飲みつつ語らう。E社のY氏、O氏、S社のM氏、T社のF氏と、かつて制作部時代の「戦友」である。なかなか、ここではちょと書けない話題も多かったのだが、それぞれが仕事で頑張っていることが確認できて、自分も頑張らねばと、改めて感じた。(それにしても、この日記における「はつくら」さんの頻度は高すぎますね。と、従業員川井がつぶやいたのであった)

01月18日



正しくは「神田神社」だが、「神田明神」の愛称で呼ばれる江戸の総鎮守に、商売繁盛のお祈りをしに夕方から出向いた。立派な随神門をくぐると広い境内にでる。この神田界隈では「商売の神様」として商売人の信仰が厚い。会社経営の安定をお祈りする。

01月15日
メディアヴィジョン・エンタテインメント社の福島社長と久々に会い、食事&飲み会を行なう。メディアヴィジョン・エンタテインメント社はSCE創設以来18年にわたってPSソフトを供給し続けてきたソフト会社で当然、おつき会いも18年以上になる。私との最初の出会いはエピックソニー時代のスーパーファミコンの制作プロデューサーとその制作会社社長としてだったのだから、ほんとに昔です。そのスーパーファミコンソフトのゲームデザイナーはあのポケモンの田尻智氏、キャラクターデザイナーは同じくポケモンの杉森建氏だった事を知る人も、もうあまりいないだろうな(色々事情があって、そのソフトは発売されなかった。良くできたアクションゲームだったのだけど)。福島さんとはこの4年くらい会う機会がなかったのだけど、私の独立ということで、会社を訪ねてくれたのだ。おなじみ1Fの「はつくら」で食事して、その後2次会。彼の会社での苦労なども聞くことができて、有意義な時間をすごすことができた。

01月14日

午前中に、青山ツインタワービルに行く。ソニーフィナンシャルホールディングスという会社の徳中社長に会うためである。
徳中社長は、SCEの創業メンバーであり、3代目の社長でもある。1995年から99年まで社長を勤められたということは、まさにPSの伝説的な成功に会社を導いた人なのである。
訪問の目的は、私の独立の「挨拶」であったのだが、現在進行中のプロジェクトの話の流れの中で、自然にPS創世記のころのエピソードを話していただくインタビューになり、徳中社長も「良く知っている人になら」ということで、かなり「核心」に触れる話をお聞きすることができた。
青山からオフィスに向かう帰り際に、ヨドバシにて、PS3(なぜか、FF13同梱バージョン)と、TVモニターを購入する。これでやっとオフィスでもPS3の画面が確認できることになる。

01月12日
午後より、秋葉原のオフィスに高橋裕二氏に来ていただく。前の日記にもある通りSCE創設の前段階から、PlayStationのプロジェクトに関わってこられた方であり、彼が丸山茂雄氏と立ち上げたEpicSonyニューメディア部こそが、現在のSCEの出発点になった訳であり、PlayStationの誕生に、リアルタイムで立ち会われた人物の一人なのである。現在は、会社を定年退職されて「悠々自適」の毎日のようであるが、依然としてお元気でその喝舌は全然衰えていない。1時間半に渡って、SCE創立前後のエピソードをお伺いする。当然私も同じ時間を共有していた訳であり、何度か聞いていて広く知られている話もあったが、まったく知らなかった話も飛び出して、非常に興味深いインタビューになったと思う。高橋氏とは、今度は「お酒でも飲みながら是非」ということで再会を約して別れる。
このインタビューのアウトプットに関しては、まだ、公にできないのだが、順を追ってこのサイト他で情報を出していく予定なので期待してください。

01月08日
本日は、来週連休明けに行われるインタビューの準備をした。
インタビューの相手は、SCE創業メンバーの一人T氏。もともとはSMEで洋楽の仕事をされていたので、私にとっては、その時からの「大先輩」と言える。1990年頃に、コンピューターに目覚めエピックソニーの中にニューメディア部という部署を立ち上げて、ファミコンソフトを作り出したのだが、その部署こそが、SCEの母体のひとつとなった訳で、まさにPSの生みの親の一人と言えるのだ。私が現在あるのも、そのニューメディア部に1991年に異動になったからに他ならない。訳あって、早くにSCEを退社したので、現在のゲーム業界では彼を知る人はそんなに多くないと思われるが、PS初期のサードパーティ周りのエピソードを語らせたら、この方の上に行く人はそういないであろう。かなり面白いインタビューになると、準備をしながら確信した。
夕方から打ち合わせをひとつして、夜は赤坂のKingHarvestで飲む。

01月06日
本日より、川井も出社し、いよいよ本格的に始動する。午後から、コンサルタントのS氏と打ち合わせ。給与ほか諸々話をする。大会社の中にいては絶対に解らない・気付かない点を色々と教えてもらう。(たとえば、振込み手数料って振り込む側が、必ずしも負担しなくていいとか、知らなかったなー)その後、W社K氏と、ゲーム作りに関しての相談。そうこうするうちにメールで、いくつかのプロジェクトに関して重要な返事が来る。ひとつは金曜夕方にうちあわせ。もうひとつは来週火曜にインタビュー実施と、「手ごたえ」を感じる展開。夕方からはM社H社長と会食。神田の「一茶庵」というこれまた絶品の店でしみじみと飲む。H社長は7年前に私と同じく独立して会社を立ち上げた「先輩」なので、なにかと相談にも乗ってくれて非常にありがたい存在である。

01月05日
本日より、出社する。所謂「仕事始め」の日である。従業員の川井は明日からなので、「一人」での「仕事始め」であった。
午前中に大家さんに挨拶。事務所に来ていた年賀状を整理。たまっていたメールを読み、今週の予定をチェック。昼飯はこちらも今日から営業の「はつくら」に挨拶も兼ねて出向く。午後からは、神田明神に初詣。そのまま、ウインズに行き恒例「金杯」で運試し。結果は? うーん、3着にブービー人気が飛び込んできて、さすがに買えなかったです。
明日より、本格的に業務を開始。さっそく夕方からはM社のH社長に会う予定。

01月04日
三が日をのんびりと過ごした。明日から「仕事始め」の予定なので、今日は、今年(およびそれ以降)の抱負を語ってみたい。
まず、何を差し置いても断然に
1 会社を軌道に乗せる
です。一世一代の決断で独立・起業をしたからには、「失敗」はしたくないし、自分を支えてくれている人達のためにも「成功」させなければ行けないと思う。今年、会社を「軌道に乗せる」事ができれば、その後の人生がかなりクリアに見えてくるはずなのだ。自分を信じ、周りを信じ、進んでいこう。この1だけでも、「抱負」としては十分なのだが、さすがに「仕事」だけで生きていくわけではない(というか、仕事の性格上それだけだと、成り立たない)ので、「人生を楽しむ」といった観点の「抱負」も書いておこう。
2 充実した「人間関係」
1にも密接に結びつくのだが、「人間関係」こそが、仕事&人生を豊かにしてくれる最大のファクターであると感じている。過去、さまざまなグループでの「幹事」をやってきたり、もちろん仕事で様々な出会いを経てきたことが、今回の「創業」でも大きな力になっている。その経験上しみじみと「無駄な出会い」はないのだと思っているので、それらの過去の「人間関係」を大事に育てつつ、新しい「人間関係」へのトライもしよう。
3 下町グルメが面白い
いきなり、下世話な話だが、オフィスを構えた「秋葉原」の昭和通り界隈は、実に「下町」な感じで、結構気にいっている。赤坂・青山という地区に長いこといたのだが、日常的に「昼飯を食べたり、夜に飲んだり」するのは、価格的・味的・雰囲気的に総合すれば、「下町」のほうが、「好ましい」のではないか、と私は感じているのだ。「高くてうまい」よりも「やすくてうまい」を追求したほうが、絶対「今」なのだと思う。そんな意味でも社長になったからといって「料亭」なんかは行かないのだ。
4 ほんとに欲しいものは(適正の値段で)買うべし
これは、私の物欲に関しての「抱負」でもあるが、今の日本に必要な「テーゼ」ではないかと思っている。年末に携帯電話を替えたのだが、それまで、0円でしか買ったことが無かったのに、SonyEricssonの「サイバーショット携帯」がやはりどうしても欲しくて(かれこれ半年待ったが一切安くならず)、分割とはいえ、4万7千円を払うことになった。0円に比べれば無茶苦茶高いのだが、よく考えると、8.1メガの「サイバーショット」デジカメだけでも2~3万円はするわけで、それに通信機能がついているわけで、そりゃそれくらいはするだろうという価格なのである。使い始めて1週間になるが、今までのプアーな「写メ」に比べて段違いの「Photo」を撮れるので、満足度も滅茶苦茶高いのである。ものみな「安ければいい」が最近の風潮であるが「高くてもそれが適正価格ならば買う」事が、今の日本の閉塞感を吹き飛ばすことになるのではないだろうか? ま、そのためにも「どうしても欲しいもの」を作ることが先決なのではあるが。


Copyright © Larcx Inc. 2009-2010 All rights reserved.