第1回インタビュー
高橋裕二 氏
1947年生まれ。ソニー・ミュージックエンタテインメントで活躍後、エピックソニーニューメディア部部長に就任。ソニー・コンピュータエンタテインメント創業時は業務部部長として、プレイステーション立ち上げ時のサードパーティー関連の業務を担当。
――高橋さんといえば、ソニーの洋楽の顔でしたが。
高橋:うん、やっぱり音楽が好きだったんだよね。SMEに入って来る人は、みんなそれで
入って来る訳だから。 ゲームももちろんビジネスとしては面白いのだけど、やっぱりゲームと音楽は全然違うからね。SMEから来た人間の何人かは、戻りたいと思っていたんじゃないかな。俺の周りでもそんな話を聞いていたので、逆に俺は、一人では勝手には戻れなくなったのよ。だからスクウェアとエニックスの目処がたったあのタイミングで、わがままを聞いてもらった訳。
――それで、SMEには戻らずにポリドールに入られたのですね。
まあ、そういう事だな。でも、あのSCEの3年間はホントに面白かったよ。長いソニーの歴史の中でもなかった事だし、今後も起こらないかもしれないよね。
高橋裕二さんは、私・赤川をこの業界に引っ張り込んだ張本人。元々地元秋田の放送局でDJをやっていたこともあるくらい「喝舌」は鋭い人だったのだが、久々にお会いした現在も、いささかも衰えていない。インタビュー本体は、週刊ファミ通(4/22発売の5/6号)にて掲載。
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