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第9回インタビュー
後藤禎祐 氏
1977年金沢美術工芸大学産業美術学科工業デザイン専攻卒業。同年ソニー株式会社入社。デザイナーとして、プレイステーション、プレイステーション2、プレイステーション3の本体とコントローラなどの周辺機器、VAIOのネーミングとロゴデザイン、VAIO Note 505の本体と周辺機器など多くのヒット商品を担当。内閣総理大臣賞を始めとする数々の受賞経歴を持つ。2009年ソニー株式会社を退社。同年株式会社テイユウゴトウを設立し、代表取締役社長を務める。
――後藤さんのお父様は着物のデザイナーなのですね?
後藤:そうです。1点ものの着物のデザイナーでした。子供のころからずっとその仕事ぶりを見てきましたが、手書きなんですよ。それで思ったのが、自分が同じ道に進んでも父親以上のものは作れないかもしれない。だったら、まったく違う事をしてみようと。父親は一点もの。僕は自分がデザインしたものをどれだけ沢山の人に手にしてもらえるかを追及してみようと。
――それが、プレイステーションで実現できた。
後藤:SONYに入って、たまたまゲーム機の仕事ができて、それが1億台売れた訳ですから、本当に嬉しいですよね。

後藤さんと話をしてみて、やはりその尋常でない「こだわり」こそが、数々の優れたデザインを生んできた原動力であったと感じました。プレイステーションは色々なメンバーの「こだわり」が詰まったマシーンだったと改めて思います。インタビュー本体は週刊ファミ通(8/19発売の9/2号と8/26発売の9/9号)にて掲載中。





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