第2回インタビュー
岡本伸一 氏
1958年生まれ。大学卒業後、ソニークリエイティブにてゲーム制作に携わる。その後SONYに入社後、1992年に久多良木氏率いるPlayStationチームに異動して、ハードの最終バージョン決定において重要な役割を果たす。同時にゲームソフト制作に欠かせない「ライブラリィ」の制作にも着手し、PS成功の立役者の一人であることは間違いない。
――岡本さんは、最初CBSソニーグループのソニークリエイティブ入社ですよね。
岡本:実は僕は入社試験受けていないの。縁故入社だから。縁故っていっても出た大学の同じ研究室にいた奴が4卒でソニー・クリエイティブに入っていて、今度ソニーで出す8ビットのゲームのプロジェクトを立ち上げるので、誰かパソコンわかる奴いないか?って探していた訳。僕はちょうど大学院で就職先とか考える頃だったのだけど、「面接来ない?」って言われて、会社の前の喫茶店で30分くらい、何故かその面接官と麻雀ゲームをやって、
終わったら「いいよね?」っていきなり言われて「ハァ」みたいな状態で、はい「入社」みたいな感じでしたね(笑)
――私もCBSソニー入社ですが、まあ変わった会社というか……。
岡本:大賀さんが入社式で「アーティストになりたい人は、辞令をもらっちゃうともう
なれないから考え直すならあと5分ですよ」とか言われましたよね。
――考えてみれば、不思議な縁ですよね。
岡本さんは、SCE時代からゲーム制作上、大変お世話になりっぱなしな訳ですが、今回のインタビューで更にこの人の凄さを再認識した次第です。
インタビュー本体は、週刊ファミ通(4/28発売の5/13・20合併号号)にて掲載。
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